
■賃貸経営を始めたきかっけ
私はこの物件を購入したのがちょうど30年前、平成一桁の頃でした。
当時は本業の建設業も順調で、「景気が落ち込んだ時の備えをしておいた方がいい」という税理士のすすめもあって、先代と一緒に賃貸経営を検討し始めました。
最初は八幡浜周辺で中古物件を見ていましたが、どうせ買うなら松山のほうが将来性があるだろうと考え、エリアを松山に変更。中古もいくつか紹介していただきましたが、「買うなら新築がいいよね」という話になり、ちょうど工事中だった今の物件に出会いました。
妻がこの近くで学生時代を過ごしており、土地勘もあったことが決め手になりました。

■物件について
購入時はまだ新築で、完成前に地図で確認した程度でしたが、実際にできあがった建物を見て「今の学生さんはこんなにいい部屋に住めるのか」と驚いたのを覚えています。
元々学生と社会人、どちらも入居が見込める場所だと思っていましたが、実際は社会人の入居が多いです。
病院も近く、松山は平坦なので自転車で行ける範囲が広く、生活環境もいいと感じています。

■賃貸経営について
賃貸経営はこれが初めてでしたが、この物件に関しては本当に手がかかりません。
他に街中で商業ビルも持っていますが、そちらは酔っ払いによるトラブル、家賃滞納、エレベーターの故障など、とにかく大変。収益率は高いもののリスクも大きい。
その点、この物件は派手さはないけれど安定感が抜群です。コロナ禍でも入居が大きく減ることはありませんでした。

■メンテと設備について
建物は年数が経つほどメンテナンスが重要になりますが、私は必要と思ったタイミングで設備更新を行うようにしています。
新築時は当然温水洗浄便座もありませんでしたし、室内洗濯機置き場もなく、今の基準で考えると不足している点も多かった。
退去後には愛媛建物さんの提案を基本的に全て受け入れ、室内洗濯機置き場の設置、モニターホンの追加など、時代に合わせた改修を続けてきました。
外壁も17年ぶりに改修しました。隣の建物と比べて色褪せが気になり、「このままでは印象が悪くなる」と感じたからです。
建物は見た目で大きく印象が変わりますし、半年空室が出るだけで大きな損失になります。だからこそ、タイミングを逃さず整えておくことが大事だと思います。

■阪神タイガースファン
私の楽しみの一つは阪神タイガースの応援です。
小学校2年生の頃、江夏投手のノーヒットノーランと自身のサヨナラホームランを新聞でみて、更に大学4年生の時、伝説のバックスクリーン3連発を甲子園球場で見ることができ、ますますファンになりました。
昨年から甲子園の年間席も購入しました。
年間席の良さは、クライマックスシリーズや日本シリーズの先行購入ができること。
今年も日本シリーズに行きましたが…残念ながら負け試合でした(笑)。
それでも球場の雰囲気は格別で、応援の力強さを感じると、やっぱり阪神が好きだなあと実感します。