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水野敦子司法書士事務所 代表 水野 敦子さん

カテゴリー:賃貸 2022年10月5日

長年動いていなかった土地を動かせられた時は「土地を生き返らせた!」と嬉しくなります。


■インドで体験したこと


 元々銀行に勤めていたのですが、結婚を期に退職しました。
今では考えられませんが、当時は夫婦が同じ職場で働けないことになっていました。
2人の男の子の子宝にも恵まれ、子育ても一段落する頃に、何かしようと思い、以前から興味のあった法律関係の仕事をしようと思ったのが司法書士を目指そうと思ったきっかけです。


 大学に進学する時に、法学部にするか、外国語の学部にするか迷ったことがありましたが、結局法学部は選択しませんでした。
インド語(ヒンディー語)を専攻しましたが、これはこれで面白かったです。
実際インドにも数回行きました。
インドはとても面白い国で、一番印象に残ったのは、路上生活者の人たち。大勢の人が路上で生活をしているんですが、全く陰鬱な感じがしないんです。
歩いていると急に足をつかまれて「何かくれ」と要求してくるんですが、「現世でお金を持っている人間が、持っていない人間にお金を渡すのは当たり前だろう」と、すごく自己主張してくるんです。
確かにそうだなと。ただ、インドは第二公用語は英語なので、英語が通じてしまう(笑)。今も行きたい気持ちはあります。

 

■司法書士を目指して


 平成12年から独学で勉強を始めたのですが、実は当時は司法書士になることが難しいことだということを知りませんでした。
もし事前に知っていたら諦めていたかもしれません(笑)。
1年目、2年目の試験はほぼ白紙状態。問題の意図もわかりませんでした。
3年目は自分でもすごく勉強した自覚があったのですが、落ちたので「無理かも」と思いましたが、子どもたちが応援してくれたので、もう1回頑張ろうと思いました。
おかげで4年目に受かった時は嬉しかったです。
司法書士になったのは平成16年で、その後行政書士も取りました。
研修後、司法書士事務所に就職しましたが、銀行員時代も契約書を作成する業務もあったので、そこまで抵抗はなかったと思います。
7年務め、その後独立しました。

■仕事のやりがい


 今でもそうですが、難しい内容の仕事をやり遂げた時はすごく嬉しくなります。
明治や大正時代の登記のままで動いていない土地を動かせた時は「死んでいた土地を生き返らせた!」という気持ちになるんです。
難しいプラモデルを組み立てられたような。
死亡届が出ていなくて、130歳くらいの人が所有者だったり、日本中にそういう土地が山ほどあるので、国がようやく相続不動産登記義務化に乗り出しました(隣ページの「賃貸情報コラム」参照)。
 仕事をする上で心掛けていることは、その人がなぜそう思っているのかを想像して、理解すること。
いろんなお客様がいて、いろんなケースがありますが、一様に思うのは「家族や兄弟とは仲良くしたほうが得なのに」ということです。
あまり具体的なことは言えませんが(笑)。

■コーヒー焙煎


 趣味はコーヒーの焙煎です。以前はコーヒーが好きではなかったのですが。
10年前にとあるお店で飲んだコーヒーが美味しくてハマりました。
また、お土産でもらったトルコのコーヒーが美味しくて、私の究極の目標はこのトルココーヒーなんです。
焙煎機で炒りますが、失敗した豆はアイスコーヒーにして主人や子どもに飲ませて、成功したものは私が飲んでいます(笑)。
温度と時間の微妙な加減が難しいですが、試行錯誤の繰り返しです。

■カワイイ「長女」


 掲載している写真はうちの長女です。
11歳のトイプードル、チョコちゃん。生後2カ月頃から飼っています。
性格は怖がり。家の階段も上がれません。
「ほら、こうやってごらん」ってやるんですが、すぐに抱っこ抱っこってなります(笑)。

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